0:23 右の女性:「ここのお店はピザが美味しいらしいよ」(マスク出口が隠れている。周囲の雑音と混ざって、聞き取れない) 右の女性:「食べてみない?」(マスク出口が隠れている。周囲の雑音と混ざって、聞き取れない) 0:30 「ここのお店はピザが美味しいらしいよ。食べてみない?」 0:52 いくつか日常生活での例を見ていただきました。 ろう者や難聴者が聴者とコミュニケーションを取ろうとするとき、このように様々な工夫をしています。 しかし、現状として、効率的で快適な双方向の会話の実現は、難しいことが多いです。 1:09 補聴器をつけても、聞き間違いは日常的に起こります。 完璧に話が聞こえるようになるわけではありません。 また、手書きなどの場合、コミュニケーションに時間がかかりストレスを感じることや、逆に、時短をしようとして伝えたい話を要約してしまい起こる問題があります。 話が要約され過ぎると、ろう者や難聴者が得られる情報が減ってしまい、情報漏れが起きやすくなります。 1:37 これが、スマートフォンアプリ「Talkee」を制作した背景です。 コンセプトは、「ろう者や難聴者が、誰とでも気軽でスムーズにコミュニケーションを取れる世界」 この「Talkee」には、大きく4つの特徴があります。 1:51 一つ目は音声と文字を相互に変換できる機能です。 まず、テキスト機能について。画面が自分と相手側との2つに分割され、自分で打った文字が相手にも即座に映し出されるように設計しました。 これにより、声や手話での会話のような、リアルタイムでの筆談が可能になります。音声認識も搭載で、相手が話した言葉は文字に変換されます。 2:18 (ろう者:テキスト)「何食べたい?」 (聴者:音声→テキスト)「ここのお店はピザが美味しいらしいよ。食べてみない?」 2:27 (ろう者:テキスト)「いいね。どんなピザなの?」 2:32 画面をピンチイン・ピンチアウトすると、文字の大きさも調整できるので、 画面が小さくても見やすく調整できます。 2:43 二つ目は読み上げ機能。 音声で「伝える」ことができます。 この機能は、画面の文字が見えづらい場合や、視力が弱い人と会話をするときにも役立ちます。 読み上げ中は文字に色がつくので、どの部分まで読んだのか視覚的にわかります。 どこまで進んでいるのか、心配しなくても大丈夫です。 3:01 (ろう者:テキスト→音声に変換)「いいね。どんなピザなの?」 3:05 今後は、「周囲の騒音を計測して最適な再生音量を確認」する機能を追加する予定です。 3:12 三つ目。「よく使うフレーズ」を登録しておけます。 例えば、日常会話での挨拶や自己紹介、お買い物などで「袋をお願いします」のように決まったフレーズがある時は、よりスムーズに会話できるようにサポートします。 他には、「どこへ避難すれば良いですか?」など緊急事態での状況確認でも役に立つはずです。 3:36 (ろう者:テキスト→音声に変換)「今何が起きていますか?」 3:40 四つ目は手描き機能です。 絵などを書いて図示することで、複雑な説明も伝えやすくなります。 3:50 Talkeeの目的は「ろう者や難聴者の方々の快適な会話のサポート」ですが、会話をしやすくする工夫を凝らしているので、言語障害のある方や医療関係者の方、介護者の方々にも活用していただける可能性を秘めています。 4:05 今後はSNSやHPなどで発信をしてまいります。 体験会なども、企画していく予定です。 最後に、私たちメンバー一同より、皆さまへメッセージがございます。 4:17 (アジキ)初めまして、私たちはTalkeeの制作チームです!! 4:25 (ハマヤ)主に大学生や社会人になったばかりの、20代前後のメンバーで構成されています。 4:38 (フクシマ) 4:56 (リー)私たちの活動に関しては、SNS等で随時発信していきます。 5:05 ぜひSNSフォローしてください!! 5:09 (ダット)応援していただけますと、幸いです!! 5:12 (一同)よろしくお願いします!!