クラスメソッドセッションシナリオ 板垣さん「次は、クラスメソッドさんによるスポンサースペシャルトークセッション『アイ・コラボレーション神戸と振り返る、クラスメソッドのアクセシビリティ研修』です。 カルチャー推進室長の魚見 賢太郎(うおみ けんたろう)さんと、CX事業本部MAD(マッド)事業部プロダクトマネージャーの持田 徹(もちだ とおる)さんにお話を伺います。 お二人とも、よろしくお願いしまーす。」 魚見さん、持田さん「よろしくお願いしまーす」 板垣さん「では、早速ですけども、クラスメソッドのカルチャー推進室様では、社内向けに様々な研修を実施しておられ、その中に、ダイバーシティ&インクルージョン研修 があります。 今回、私も講師として参加させていただいたアクセシビリティ研修について、本日は、お二人にお話を伺えればと思います。 まずは、魚見さんから、クラスメソッドのカルチャー推進室について、簡単にご説明をお願いできればと思います。魚見さんよろしくお願いいたします。」 魚見さん「板垣さん、ありがとうございます。 昨年に続きまして、私たち今年も出展させていただきました。今年で18年目を迎えまして、7月には19年目に入ろうとしているクラウドの会社でございます。 グループが600人くらいになってきまして、大分、盛り上がって参りました。 私達、カルチャー推進室が行っているお仕事なのですけれども、簡単にいうと経営理念を推進していくこと、 オープンな発想と高い技術力により、すべての人々の創造活動に貢献し続けるという 経営理念を、しっかりと推進していくことが、私のミッションでございます。 何を、より具体的に推進するのかということで、カルチャーとして、私達は10個のカルチャーを持っております。 その中に、ダイバーシティというのがございまして、年齢・性別・国籍・人種・宗教・性的指向・障害の有無など、多様な価値観があることを学びます。 また、出産・育児・介護などのライフステージに寄り添い、互いに助け合い、これを強みとします。 というところから、今回は障害をお持ちの方について、アクセシビリティの推進が叶えればなと思っておりまして カルチャー推進室として、研修を行いました。 板垣さん「魚見さん、ありがとうございます。 今回、「障害者の方とアクセシヒ゛リティについて学ふ゛」、「障害者の方とブログのアクセシビリティについて学ぶ」という2つの研修で、私も講師として参加させていただきました。 この研修についての概要と、研修を企画するにあたって、どのような点をねらいとされたのか、次に、持田さんにお話をお伺いできればと思います。 持田さん、よろしくお願いいたします。」 持田さん「はい、お願いします。 「障害者の方とアクセシヒ゛リティについて学ふ゛」についての研修では、まず板垣さんの方からアクセシビリティの基礎的な内容について教えていただきました。 次に、様々な障害を持つ方々が どのような形でPCを操作されているかについて、支援技術を利用してアクセスしておられるところの動画や写真を交えてご説明いただきました。 次に、私から「アプリケーションのアクセシビリティ概論」ということで、各種OSの支援技術の概要と、アプリケーション開発の過程において、どのように、 アクセシビリティを確認する方法の概要をご紹介しました。 「障害者の方とブログのアクセシビリティについて学ぶ」という研修においては、、弊社の技術メディア「DevelopersIO」というブログがありますが、 こちらに記事を書くことを想定して、ブログ記事のアクセシビリティについてご紹介しました。この「DevelopersIO」のブログサイト、弊社の技術メディアなのですが、 こちらは、掲載本数3万本以上ありまして、月間300万PVのブログになります。これだけのアクセス数のあるブログなのですが、記事を弊社社員が直接執筆するため、 その記事のアクセシビリティの重要性について、あらためて認識を共有しました。 社員にとって、こうした、身近な内容でのアクセシビリティについて考えると共に、ふだん接する機会が少ないであろう、障害当事者がPCを利用する様子やその際の困りごとについて、 板垣さんからPCトーカーのブログ記事の読み上げデモなどを通じてご説明いただくことで、 ブログ記事のアクセシビリティを高めることで、どのような効果があるのか、実感していただくことを狙いとしました。 板垣さん「持田さん、ありがとうございます。今、いただいたお話の中でブログのアクセシビリティについてという事なのですけど、 具体的に、どのような点についてご紹介されたのかお聞きしたいとおもいます。持田さんお願いします。」 持田さん「今、画面でご覧になられているのは、ブログ記事の例なのですけども、弊社は、AWSの活用をお客様に提案することが多く、ブログ記事でも、AWSの活用方法についてご紹介することが多くあります。 今ご覧になられている記事などは典型的です。内容を見ていただきますと 見出しや箇条書き、表などのマークアップを使っている記事が多くあります。今回は画像の代替テキストについて、あらためて記述方法などをご説明しました。 特に、AWSのマネージメント・コンソールの特定の部分をクローズアップした画像がブログ記事に多いのですが、このような画像の代替テキストは難しい部類に入ると考えて、研修ではサンプルを提示することにしました。 例えば、今画面でご覧いただいているAWS Lambdaのエフェメラルストレージの設定部分をクローズアップして赤枠で囲んだようなスクリーンショットについては、板垣さんと相談して、ご覧いただいているようなサンプルとしました。 板垣さん「持田さん、ありがとうございます。次に、ダイバーシティ&インクルージョン研修についてですが、今後、どのようにお考えでしょうか。という事を魚見さんにお伺いできればと思います。魚見さんよろしくお願いいたします。」 魚見さん「私たちの会社が、毎月、本当に人が増えていっておりまして、たくさんのメンバーにアクセシビリティの基礎を学んでほしいなと思っておりますので、今後とも継続していきたいと考えております。 さらには、この研修の知識をインプットして生かしていくために、社外への貢献も進めていきたいと思っております。その具体的な例としましては、青空朗読様のAlexaスキル開発などを考えております。」 板垣さん「はい、ありがとうございます。その青空朗読というものなのですが、具体的にどういうものなのかというご説明を持田さんにお願いしたいと思います。」 持田さん「青空文庫というサイトを皆さんは、ご存じだと思うのですが、著作権が消滅した 又は 著者が許可した作品を提供するサイトがあります。こちらの「青空文庫」の作品を朗読した音声をきけるサイトが「青空朗読」になります。 朗読されているのは、プロや一般の方がおられるのですが、現在、提供作品数は900あまりにのぼります。 WEBサイトでは、そのまま、音声を聞くことができますし、ios、androidアプリでも提供されているのですが、今回、 弊社では、現在、青空朗読の音声を聞くことができるAlexaスキルの開発を進めています。デモ動画をごらんください。 <デモ動画> 「Alexa、青空朗読を開いて」 Alexa「青空朗読へようこそ、使い方はヘルプと言ってみてください。」 「カルメンを読んで」 Alexa「芥川龍之介、カルメン、革命前だったが、革命後だったか、いや、あれは、革命前ではない。なぜ、また革命前ではないかといえば、僕は当時、小耳にはさんだ。・・・・」 「Alexa、キャンセル」 板垣さん「持田さん、説明ありがとうございます。社外的にも、そういう素敵な活動をされていることに、すごい感銘を受けましたし、 あの特色というか、いろいろ困りごとを持った人がいると思うのですけど、読むのが苦手であったりとか、読めないとか、そういう方に対しては、Alexaのスキルで、音声を聞くことができるっていう事は、 すごい画期的だなという事に、僕は感じました。 持田さん「今回、ご紹介したのは、クラスメソッドの社内の研修についてのご紹介だったのですけども、クラスメソッドのカルチャーの一つであるダイバーシティーを社外にも広げていく手段として、今回のAlexaスキルのような 活動を今後も広げていければというふうに考えております。 板垣さん「ありがとうございます。では、クラスメソッドさんのスポンサースペシャルトークセッションでした。魚見さん、持田さんありがとうございまいた。」 魚見さん、持田さん「ありがとうございました。」