(板垣)第8回ウェブグランプリアクセシビリティ賞の舞台裏の セッションを始めさせていただきます まずこのセッションはこのような流れで話を進めて 行けたらと思っています ご登壇者の紹介 (木達)皆さんこんにちは、ミツエーリンクスの木達と申します。 私はですね、板垣さんとは古くから好意にしてもらってまして、 このアクセシビリティの祭典もですね、過去何度か出演を させていただいております。 中にはですね、またこいつかとゆうふうに思ってらっしゃる方は、 確実にいらっしゃると思うんですけども、 今年も出させていただくことになりました。 よろしくお願いいたします。 (板垣)ありがとうございます、僕はまたこいつかなんて 思ってないです。 (木達)ありがとうございます。 (林)はい、公益社団法人日本アドバタイズ協会の林と申します、 今日はよろしくお願いします。 木達さんとは知り合っては長いんですけども、 板垣さんとは1年位ですかね。 木達さんに昨年ご紹介いただいて、 この後お話をさせていただくんですが、 アクセシビリティーに関していろいろ木達さんに アドバイス等々をいただいておりまして、 その流れで板垣さんをご紹介頂いただいたと言う次第です。 今回登壇してらっしゃる皆様と比べると、 私が1番ウェブのアクセシビリティーに関しての、 実務での知識はほぼ皆無なので、 その辺では完全に素人ではあるんですが、 素人なりにお話しできることがあればと思いまして、 今日はご一緒させていただいております。 よろしくお願いします。 (嶋本)私は公益社団法人兵庫県聴覚障害者協会の事務局長を しております嶋本やすのりと申します、 よろしくお願いします。 (Ten)はじめまして、合同会社レデソンと言う会社を やっておりますテンと申します、よろしくお願いします。 (九重)アイコラボレーション草津事務所の九重洋介です。 (板垣)そもそもウェブグランプリとはの話をお願いしても よろしいでしょうか。 (林)はい、では私の方からウェブグランプリについて 簡単にご説明させていただきたいと思います。 少しアクセシビリティーの話から外れてしまうんですが、 もともとですね、 2007年に大手の企業の融資の方たちが集まって 企業ウェブグランプリと言うものを始められました。 2007年の頃ですとまだ各企業さんでウェブ担当者っていうのが 社内で評価されづらいような時代だったんですが、 大手の企業同士で集まって、 そのサイトの評価をみんなでして、 で、プレゼンターに当時ですけどソニーの代表を 務めていらっしゃった出井さんとか、 経済同友会の代表幹事を勤めてらっしゃった IBM社長の北城さんとか、そういった方々がプレゼンターになって トロフィーを渡すと、で、そうすると井出さんからトロフィーもらったんだよーと 言うふうに社内に持ち帰るとなんかこいつら凄い事したのかもしれないと 言うような社内評価が得られると要はこいつらが やってる仕事ってすごいことなんだなって社内で 思ってもらうみたいな部分を求めて 始められたと言うふうに聞いております。 で、その頃は各企業の有志の方達で運営なさっていて、 で、お互いに他者のサイトをお互いに相互評価をすると 言うような文化でずっと行ってらっしゃいました。 で、規模も大きくなり参加される企業さん達も 多くなったので私ども当時はウェブ広告勉強会、 今はデジタルマーケティング研究機構と言う名前でなっていますが、 私どものほうに引き継いでいただいて、 で、その後、 2013年から私どもが運営させていただいておりまして、 昨年が第8回、で、今年第9回が予定されておりますが、 そのような形でウェブグランプリと言うのは 運営されております。 基本的な精神としては、参加した企業さん達がお互いに 他社のサイトを評価して、で、そのコメントをもとに 今後のサイトの改善を行っていくとか自社の組織内に対して 自社がどう評価されているのかみたいなところを 説明をしていくと言うような、そのためのイベントと言うふうに なっております。 (板垣)で、その中でも企業グランプリ部門アクセシビリティー賞というのが あると思うんですけど、そちらのご説明もお願いして よろしいでしょうか。 (林)はい、アクセシビリティー賞ですね、 あのその企業の有志でやられていた頃に、 2010年、 当時IBMフェローでおれた、浅川千恵子さんのお名前を関して 浅川賞と言う形でスタートしております。 浅川千恵子さん、ご存じない方ももしかしたらいらっしゃると思いますが、 1997年ですね、 まだかなりインターネットの黎明期の頃に、 ホームページリーダーと言う世界で最初にウェブサイトの 読み上げソフトを開発したかたになります。 その方のお名前を関した賞ということで、 当時はですね皆様、視覚障害者のみなさんに、 審査をいただいて、 それで皆さんがストレスなく操作をできるのかどうかと言うような 基準によって、浅川生の受賞企業を決定していた経緯が あります。 皆さんがストレスなく操作できると言うことに関しては、 今現在も評価基準としては同じような形で、 行わせていただいておりますが設立当初と異なって 視覚障害者と言う所だけにかかわらず 幅広く審査を行っていただいていると言うところが 少し変更点となっております。 (板垣)第8回ですね、 受賞された企業様が5社様いらっしゃいまして、 そちらのどういうサイトなのかと言う お話をいただきたいので。 (林)こちらが昨年受賞されたアクセシビリティー賞を 受賞された企業の皆様になります。 まずアクセシビリティー賞の審査なんですが、 基本的にはまずツールを使ってスコア化しています。 参画される企業のすべてのウェブサイトをツールを 使ってスコアを算出して、上位の企業様だけを 二次審査進出と言う形にしております。 で、二次審査ではウェブアクセシビリティーに対しての 専門家の方、有識者の方からの審査をいただいておりまして、 その方々が実際に目で見て操作をして、 各サイトの順位をつけて、その上位のサイト8サイトをさらに 最終審査と言う形で進めさせていただいております。 で、その最終審査において、 様々な障害を持つ方が 実際にそれぞれのペースで操作をされて、 で、その中で操作勝手の順位をつけてグランプリと優秀賞、 各賞が決まっていると言うことになります。 昨年のグランプリは日本ガイシさんのガイシとはと言うサイトに なります。 開業そして優秀賞に関しては、 ソニー生命保険さん、ちょっと今コロナ対応でサイトのイメージが だいぶ当時と変わっているのですが このようなサイトです。 同じく優秀賞は日本航空さんの企業サイトになります。 そしてもう一つ優秀賞がニッスイさんになります。 このような形のサイトになります。 で、最後に、ヤマハさんも優秀賞として 受賞されております。 この辺、皆様によって操作感覚が異なると思いますので、 ぜひですね、 お手隙の際に皆さん実際にご覧になっていただければと 言うふうに思っております。 そして他の一般の企業さんのサイトとどういった形で 違うのかみたいなところを実際に感じていただけると 嬉しいと言うふうに思います。 (板垣)林さん、冒頭にもお話しいただいたように 障害当事者の方による審査と言う事について 2人の話をお聞きしたいなと思うんですけども (木達)ありがとうございます。ちょっとね、 歴史的な経緯を交えてお話ししようかなと思うんですけど、 私が勤務しておりますミツエーリンクスは 林さんが運営に関わられている当時のウェブ広告研究会ですね、 今名前が変わっているので、 デジタルマーケティング研究機構であってましたっけ。 ウェブ広告研究会だ、ウェブ広告研究会何年からかなぁ もう結構前から参加をさせていただいてましてね、 まぁその流れで当然このアクセシビリティー賞というか 当時は浅川賞と言うふうに呼ばれていて、 林さんが先ほど冒頭でご紹介された通りですけども、 浅川賞もすばらしいなと言うふうに思ってたんですね、 なかなか世の中見渡すとウェブアクセシビリティーに 特化した表彰制度と言うのは、 なかなかないって言うことなんです。 でですね、一方やっぱり何を基準として評価をするのかと 言うようなところだったりに関しては いろいろ思うところはありまして、 例えばアクセシビリティー、 ウェブのアクセシビリティーで言えば WCAGと言うですね、 W3Cが作っているデファクトスタンダードのガイドラインが あるわけでして、 例えばそれに則ってですね、 評価できないものかと、 なかなかその評価の細かい内訳というか 内容が出てこないですから、 ブラックボックスがすぎるんじゃないかとかですね。 あとその浅川さんって言うね、 非常に素晴らしいお方ですけれども 視覚障害当事者でもいらっしゃると言うところで、 評価に障害当事者の方が関わっていると言う事は ある意味画期的だったんですけども、 その障害の種別がですね、 視覚障害に偏っている、 スクリーンリーダーのユーザに偏っていたと言うところが ありまして、 まぁ当然そのウェブ広告研究会の会員者の立場からもっとここをこういう風に したらいいんじゃないかと言うような、 経験というか提案をですね、 林さんのほうにさせていただいたこともありましたし、 あと個人ブログの方でもですね、 けっこう何度もコメントをさせていただいたと 言うことがありました。 そうこうするうちにですね、 何かこう、 なんていうんですかねうんと平たく言うと、 イチャモンばっかりつけてないでお前もなんとかしろって言うふうに 林さんから言われましてですね、 私自身が2019年からですね、 その審査員に関わらせていただくようにな形になりました。 そして昨年2020年のことでしたけれども、 いよいよですね、 浅川さんがこの表彰、アクセシビリティー賞から退かれると 言うお話をいただきまして、 まぁそれを契機に何か代えられないだろうかと 言うお話いただきまして、 これはほんとにまぁ1つの良いきっかけとして、 より多様な障害当事者の皆さんに表彰に関わっていただく 機会だろうと言うふうに思った次第です。 なのでそこでですね、私としてはほんとにツテがなくて、 やっぱり板垣さんであればですねそうゆう様々な障害をお持ちの方々と 日常的にお仕事をしてらっしゃると言うことを 存じ上げておりましたので、 これはぜひ板垣さんにご協力をいただいて、 多種多様なですね障害当事者の方をぜひ表彰に関わっていただこうと、 評価に加わっていただこうと言うふうに考えまして、 林さんにご紹介をさせていただいたと、 まぁそんな経緯ですね、はい。 なかなかね、 視覚障害当事者の方々に何か軽んじるような 意図っていうのはもちろんなくて、 実際そのウェブを使うにあたって目が見えない見えにくいっていうのは ものすごいハンディキャップになってしまう、 これは間違いない、 目から入ってくる情報量っていうのはもの すごいですからね、 なんですけど一方でやっぱりアクセシビリティーの衒奇的なところに 立ち返れば、 やはりそこに偏ってしまうのはあまりよろしくないと、 みんながいろんな風に使う時代だからこそそういう風に作る、 みんながいろんな風に使える品質が必要だと言う、 そういう文脈にこそやっぱり光を当てたかったと言うところが 1つありましてですね、 そこはもうやっぱり板垣さんしかいないと言う 感じでございました、はい。 (板垣)恐縮です。ありがとうございます。 そうですね、僕も今回審査員として関わらせてもらったんですけど、 まぁ審査員をしてみていただいた、 多種多様な障害の方たち、 その方たちに自分紹介を、 どういう障害なのかであったり、 日頃使っている支援技術であったりって言うのを それぞれの方から紹介していただこうと思います。 でまた今回、 去年ですね、 ウェブグランプリのアクセシビリティー上の 審査員を引き受けて、 実際に審査をしたそれぞれの方からの感想を 聞いてみましたのでそちらを 紹介させていただきます。 嶋本さんの声 (嶋本)私の障害と言うのは聞こえないことです。 生まれつき生まれた時から聞こえません。 例えば、生地性難聴といいます。すぐに障害者手帳貰いました。 0歳の時から聞こえません。 音のない状況で育ちました。 しかし親の教育、 教育方針といいますか、 聞こえない、 1歳前位の時に補聴器をつけて声の訓練をしました、 または、口話教育、 口話訓練と言うのを受けて育ちました。 ですので、20歳位までは、 口話によってコミニケーションをすると言う事をしました。 20歳を過ぎた後から、 手話をメインにコミニケーションするように変わりました。 今は、携帯やスマホの技術が進んだがために例えば、 音声を文字に変える、 ためのシステムがいろいろありますね。 その辺100%使えるのは難しいですが、 少し内容をつかむためにはそういったところで 役に立ちます。 そういうものを利用して実用しています。 でもう一つというのが、 今一番強く言いたいことがあるんですが、 何かと言うと、 今、補聴器を使ってるんですが、 皆さん誤解が多いですね。 何かといいますと、 補聴器っていうのはつけたら聞こえる、 つまりメガネみたいに見えない状態から、 また見にくい状態から眼鏡をかけたらはっきり見えるようになると 言うようなことではなく、 補聴器をつけたら聞こえるように思っている方が いらっしゃるんですが、 それは誤解です。 実際はですね、 説明難しいかもしれませんが、 補聴器をつけて音を聞く、 音を感じる事はできるんですが、 音として、 また何か言われたことの意味を理解するということまでは 全くできないと言うことです、 わからない状況です。 しかし私は生まれた時から音を感じて育ってきたので、 今も、補聴器をつけて育ってきたので、 今は補聴器は家を出る時もやっぱり補聴器がないと 不安になるので、 今でも補聴器をつけています。 と言う状況です。 やっぱり私が聞こえない人の立場から見て、 ウェブの審査をしました。 見やすさも大事ですが、 聞こえない人、 聞こえないユーザとして、 活用する場合、 問い合わせとかありますよね、 調べたりすることもありますよね、 いろいろあると思いますが、 やっぱり問い合わせの時に電話番号を持っている、 というのが多いです、 当然と言えば当然かもしれませんが、 聞こえないユーザとしては電話番号は必ずメールまたはチャット または電話手話通訳みたいながあると嬉しいなと 思います。 そうゆうあたりも見ました。 電話番号だけって言うのはもうアクセス できないですよね。 他の人に依頼して電話してもらうしかない話に なってしまいますので、 ただしい問い合わせや情報をきちっとせず 丁寧に説明してくれるホームページの場合は、 問い合わせの必要は無いかもしれないんですが、 情報量または見やすさなども含めて評価しました。 (板垣)Tenさんの声 (Ten)まず自分自身の特性と普段使っている 支援技術を紹介したいしたいと思います。 まず僕自身はLDとADHDと言う発達障害を持っています。 具体的にはどういうことに困っているかと言うかとか、 どういう特性があるかとかを言うと、 例えば手書きでの文字の書きづらさというのがありまして、 全然パソコン入力とかそういうのはできるんですけど、 手書きで文字を書くのがすごい困難な障害を持ってます。 これに関しては普段パソコンとかiPhoneとかiPadとかを すごい活用していってるので、 学生の頃は凄いしんどかったんですけど、 最近はほぼ障害を感じずに生活ができているといった 感じです。 具体的に手書きでの文字の書きづらさについて どういう風になっているかと言うと、 例えば手書き、 どうしても手書きじゃないといけないときとかは、 スマートフォンで1回下書きを作ってそれを書き写したりとか していってます。 実際にこれは僕が書いた文字でして、 ごくたまにめっちゃきれいに書ける時がもあるんですけど、 普段結構こういう風な波打っているような文字になってたりとか、 漢字のこの各辺の作りがすごいバラバラになってしまうなってたりとかと 言うふうな形ですごい読みづらい 文字になってしまってます。 他にもですね、 今はこういう事は無いのですが、 小学校の時とかはすごい、 「ぬ」と「め」って言うこの丸の部分のあるなしの区別が つきにくくなったりとかして、 書き間違いとか読み間違いとかを 起こしてしまってました。 なんで小学校の時にこういうことが起きてたかと言うと、 公立の小学校とかって、 結構ザラバン紙、 薄茶色の紙あったりすると思うんですけども そういった紙に印刷してある文字がけっこう読みづらくて、 こういった認識違いって言うのをしてたりしてました。 後はですね、日本の日が口が2つあるって言う認識をして しまってたりとか、 文字の覚えたての頃は結構こういう鏡文字に なったりとかしてました。 他にもですね、こういったスケジュールとか タスクの管理のしづらさみたいなのがあって、 そういうのはGoogleカレンダーとか他のツールを 活用しています。 こんな形でですね、 自分自身の困り事とか障害特性に対して、 様々なITツールを活用して行ってます。 自分自身の特性に関してはこんな感じで、 今回の審査をした感想としましては、 結構見やすいサイトとちょっと見づらいなぁ、 使いづらいなぁと言うサイトが大きく分かれてあって、 見やすいサイトは、 例えば日本ガイシさんのサイトとかは、 すごいどのボタンを押せばいいのかとか、 情報がすごい整理されてて見やすかったなぁと 思いました。 で反対に、背景と文字の色がちょっと同化しているような感じの サイトがあったりとか、 ボタンなのかただの画像なのかっていうのがわかりづらかったりとかする サイトとかもありました。 今回審査員としてやってみて思ったのが、 僕自身もほんの2年前3年前までアクセシビリティーって ウェブを使う視覚障害の人のためのものだと 思ってしまってたんですけど、 よくよく考えてみると、 自分自身もWebとか ITサービスとかで中でも もうちょっと使いやすくなったらなぁと 思うものも、 使いづらいなぁって言うものも感じることがあって、 そういうのがどんどん使いやすくなるのが アクセシビリティーやなぁって思って、 今回審査員としてやってすごいそういうのを 考えるきっかけになって、 発達障害のある人とか精神障害のある人って結構多くいてて いろんな特性を持っている人が多くいてるんですけど、 そういう人らのためにかんがえられた アクセシビリティーって割といろんな人向けにも 使っていけるものやなぁっていうのが すごい感じました。感想としてはこんな感じです。 (板垣)九重さんの声 (九重)体の障害で、 歩いたりとか 日常の生活がちょっと 手助けがないとできないような 状態です。 ものを持ったりとか 書いたりとか、 キーボードを打ったりとか できないって言う 状態です。 マイクによる音声操作、 音声認識を使って 操作しています。 いろんなホームページを見たりして、 いろんな、 いろいろなことを 知れたりして 楽しかったです。 (板垣)次に2020年度の表彰を振り返ってと言う話と、 今後の抱負、 まぁそうゆうのを 今年審査できるのであれば 求めるものであったり 審査員としての希望と言う話も 去年審査員引き受けた人たちに 聞いておりますので そちらも紹介したいなと思います。 (嶋本)例えばその会社に対するアクセスの部分の 評価も見てもらいたい、 内容を求めてくれると嬉しいな、 アクセスできる、 アクセスしやすさの部分も 審査の対象の1つとして考えていただけると 嬉しいなと思います。 ぜひ私もろう者の立場として他の聞こえない人の声も 聞きながら、その辺も含めてぜひとも意見要望聞きたいと 思っておりますので ぜひ活用していただけると私も嬉しいです。 (Ten)例えば発達障害のひとつで 自閉症スペクトラムと言う障害特性があるんですけど、 そういった方々って視覚過敏って言う形で、 鮮やかでまぶしい色とか、 すごいチカチカするものとかが すごいしんどかったりする特性が あったりします。 そういう人らに対しては単純な色を使うとか、 比喩表現とか慣用句やとちょっとわかりづらいので 優しい言葉で書くとかですね。 他にもディスレクシアと言う文字の読み書きに困難がある特性なんですけど、 こういった人らには文字の読みに困難があるので、 理解を助けるための画像を使う、 精神疾患のある方がよく持って特性で不安状態、 そういった人に対してはこれから何が起こるかって言うのを 説明するような、 ボタンはあるけどそのボタンに対する説明が書いてへんかったりとか、 押したボタンがどこにあるかわからないがあったりとか、 そういうことがあったりするとどうしても すごい不安になってしまうので、 そういうのがわかりやすくするといいんじゃないかなと 言うふうに思ってまして、 こういった今紹介させてもらったものなどは、 普通に発達障害とか精神障害じゃない方にも 必要なアクセシビリティーやなと言うふうに思ってまして、 周囲から見えづらい、 わかりづらい障害を持つ人たちに対する アクセシビリティーっていうのも どんどん取り組んでいくべきだなと言うふうに 思ってます。 で、発達障害とか精神障害等の診断数っていうのは 今どんど年々増加傾向にありまして、 また診断自体は無いんですけど 特性とか困りごと感がある人のことを グレーゾーンと言うふうに言ってて、 グレーゾーンは今10人1人と言われています。 一般企業とかまだまだ取り組みは少ないんですけど、 こういった人らにもスポットを当てたものを どんどんやっていく必要が 必要性があるんじゃないかなと思いますし、 何か当事者の声って言うのをどんどん拾っていく 必要性があるんじゃないかっていうふうに 思ってますので、 また次回も審査員として 参加させていただけるのでしたら ぜひあの僕だけじゃなくてもっと他の精神疾患とか 発達障害の特徴のある人らにも 参加してもらったほうがすごいいいんじゃないかって いうふうに思いました。 (板垣)当事者の声っていうのがまだまだ世間には 届いてないっていうのが、 僕当事者本人からしてもすごい思う事です。 でなぜそういう届かないかであったり、 ウェブグランプリを通じてもっと 世に広まったらいいなと言うお話を、 こちらについて木達さん、 林さんから何かコメントいただければ うれしいですけども。 (林)あの、先ほど木達さんから話いただいたように、 いろんな障害を持つ方がいらっしゃるから 視覚障害者だけでいいのかなみたいな ご意見を木達さんからいただいた時に、 正直その時はですね、 もっとこの中に当事者を身近に感じてほしいと言う 1項目ありますけども、 浅川賞を運営していく中で、 実際に私は視覚障害者の方と一緒に行動をしたり、 ご飯に行ったりですね、 審査会一緒にやったりとかですね、 そういうことを繰り返していたので、 視覚障害の方を身近に感じていた部分は あったんだと思います。 なので始めた当初より、 より一層視覚障害者がどう不便に思うのかみたいな所には 身近に感じられる、 気づきやすい部分というのはできたと思うんですが、 そうでない別の障害者って言うのは少し自分の記憶、 意識から少し外れていく傾向が強くなっていたと思うんですよね、 なのでやっぱりその実際に自分の周り、 近いところにそうゆう当事者というか、 いろんなことに様々な部分で、 身体的な違いとか性格的な違いとかそういうところも含めて、 その違いがわかるようになるためには やっぱり近い距離にいないといけないんだろうなぁと 言うところを感じてます。 で、正直昨年、まぁ板垣さんはじめあの新しい審査員の方にも 入っていただいて、 審査いただいてるんですが、 あの1番の心残りがまだ1度も皆さんに お会いしてないんですよね。 画面上とメールメールだけのやりとりになっていて、 審査コメントとかいただいて、 どういう風に操作されてるのかなあみたいな 想像はしてるんですが、 実際に隣にいて目の前にいて話をして話をしたり、 一緒に時間を過ごすって言う感じられる部分っていうのは ものすごく大きいと思うので、 そこができてないっていうのが心残りだと思いますし、 それをどういう形でこのウェブグランプリと言う事業を通じて、 他の普段関わりがなかなか持てない皆様に 身近に思ってもらうのかって言うところは、 いっぺんに解消するって言う事はできないと思うんですが、 板垣さんはじめ、 新しく入っていただいた審査員の方、 これまでずっと審査に協力してくださっている審査員の方から ご意見をいただきながら、 やれるところから少しずつ変えていく行くしかないんじゃないかなって 言う風には思ってます。 なので板垣さん木達さんには引き続きご協力を お願いしたいなぁと言う風には思ってはおります。 (板垣)ありがとうございます。 こちらこそです。 じゃあ木達さんのほうもコメントいただければ うれしいなと思います。 (木達)はい、ありがとうございます。 私はですね、 もう板垣さんを林さんにご紹介した時点で 役目は終わった的な認識でいるんですけど、 1つはもちろんですね、 アクセシビリティー賞が続いて欲しいていうのが 強く願いとしてはあります。 なかなか、やっぱりこれに特化した この品質に特化した表彰制度っていうのが ないものですからね、 ウェブ担当者の方々にとってのちょっとした モチベーションや気づきになって欲しいなっていうのがありまして、 続いて欲しいなと言うふうに思いますし、 加えてですね、 昨年度に実現したような引き続き様々な ウェブユーザの方々に表彰に加わっていただいて、 それぞれの使い方や視点からですね、 ぜひコメントいただきたいなと言うふうに思ってます。 それによってウェブ担当者の方ですとか、 あるいは私を含めウェブ制作者というのがですね、 どうしても自分基準に基づいてデザインをしてしまったり 物の見方がすごく狭くなったりしてしまうことが あるわけですけども、 そこをあえて広げていくって言うのかな、 実際にはやっぱりウェブってほんとにいろんな方々が いろんな使い方をしていて、 いろんな風にそれぞれに必要としていて、 実際にそう様々な使い方にウェブが答えられる ポテンシャルがあるからこそやっぱりそれを 最大限に発揮できるようにな デザインをしていかなきゃいけないだって言うそうゆう気づきをですね、 得る貴重な場、 機会としてこれをなんとか、 このスタイルをですね、 続けていただきたいなと言うふうに思います。 ちょっと細かいところはひょっとしたら これから詰めていくような段階かなと言う風には 思っているんですけど、 ぜひ板垣さんを始め、 昨年度加わられた皆さんにまたこういった形で ご参加をいただけると、 かつて浅川賞の当時にいろいろコメントさせていただいた 立場からしますとすごい嬉しいなと 純粋に思います以上です。 (林)引き続き原動力のひとりとしてよろしくお願いします。 (板垣)お役御免じゃなかったですね。 (木達)まあほんとに私も正直老眼がきつくてですね、 iPhoneも文字最大とかにして使ってるわけですけども、 老眼部門みたいなのができたらやります。 (板垣)林さん、ぜひ作りましょうじゃあ。 (林)そうですね実際、 別に今審査員は障害者の方が中心では あったりはしますけど、 障害者と言う括りはないんですよね。 いろんな違いを持ってる皆さんがその違いに 応じて便利に操作できるかどうかと言う所の方が 根本としては大事だと思うので、 そういう意味では木達さんに限らず 老眼部門とかではなくて、 みんながちゃんと使えるようにと言うことに 企業の皆さんがそこが大事なんだよねと言うふうに 気づいてもらえたら、 ちょっと上からな言い方になってしまっているようですけど、 気づいてもらえたら嬉しいかなと言うふうに 思います。 (嶋本)最後に、 皆さんに伝えたいことを何かといいますと、 今見てもらってわかるように手話をやってます。 しかし、手話を知らない人が見たら、 体動かして何をしてるのかなあって思われるかもしれません。 私にとっては手話と言うのは、 立派な言語です。 聞こえる人にとっては音声言語と同じ、 手話と言う言語でコミニケーションできると言う 素晴らしいものです。 また偏見とか、 そうゆう見え方は大きな間違いです。 違います。 手話でと言う言語でコミニケーション、 自分の考えを表現することができると 言う部分を知っていただきたいたらいいなと 思ってます。 手話での情報発信とか、 手話での自分の言いたいことが言えるなど すごく大事になってくると思うんです。 を強くを最後に1番強く伝えたいと思います。 (九重)操作をしているのが、 やっぱりマイクとかでもまだまだあんまり性能面では まだまだ問題があるんです、 これを審査をしていく形で、 審査をしていくことによって もっと技術がマイクの技術とかが 上がっていて、 スムーズに動かせるようになったらいいと 思います、思ってます。 (板垣)最後に林さんの方から、 今年もウェブグランプリが 開催されると言うことで ご紹介いただければと思います。 (林)はい、今日はウェブグランプリの中の アクセシビリティー賞と言うところに関しての ご説明がほぼほぼでお時間になりましたけども、 今年も8月31日まで、 各企業様の参加を受け付けをして おります。 で、アクセシビリティー賞に関しては、 参加した時点で自動的にすべてのサイトが エントリーされるようなものになります。 で、それ以外にエントリーするサイト際に、 BtoB賞とか、 BtoCサイト賞、 あとプロモーションサイト賞、 コーポレートサイト賞といった各賞のいずれかを 選んでエントリーをいただき、 各企業様それぞれから審査員を自分たちで 審査をすると言う視点でエントリーをいただいて、 他社の皆さんのサイトを審査していただき、 審査し合うと言うような形で行わせていただく予定です。 ここに記載のスケジュールで進めて参りますので もしご興味があればご参加いただければと思いますし、 ご不明な点等があればご連絡いただければ、 お問い合わせ等からご連絡いただければ 私が直接お答えさせていただきますので よろしくお願いします。 (板垣)ありがとうございます。 と言うことでこのセッションの、 第8回ウェブグランプリアクセシビリティー賞の舞台裏の セッションは以上とさせていただきます。 木達さん林さんありがとうございました。 (全員)ありがとうございました。