次は、視覚障害の方々とのコミュニケーションから生まれたUD(ユニバーサルデザイン)パッケージです。 (北山)わたくし、ファシリテーターをつとめさせていただきます チームアイコラボの北山です。 (吉田)シオノギヘルスケアプロダクトマーケティンググループの吉田ともうします。 よろしくお願いいたします。 (高岡)エクスポート・ジャパンの代表の高岡ともうします。 よろしくお願いいたします。 (ロマン)エクスポート・ジャパンのIT エンジニアのロマンともうします。 よろしくお願いいたします。 (福島)エクスポート・ジャパン経営支援部の福島です。 よろしくお願いします。 (和田)神戸ライトハウスの和田と申します。 今日は、理事長が不在なので、代打で出演しております。 よろしくお願いします。 (北山)みなさま、よろしくお願いします。 それでは、まずはみなさまの事業案内からお願いしたいと思います。 シオノギヘルスケア吉田さん、お願いいたします。 (吉田)はい。シオノギヘルスケアのですね、紹介というところで みなさん、塩野義製薬というお名前はご存知かと思ってはいるんですけども その中でシオノギヘルスケアっていうところなんですけども、 塩野義製薬の子会社にあたる会社でございます。 分かりやすく言うとですね。あの、シオノギ製薬の方に関しては 医療用の医薬品を中心に研究から販売を行っている会社でございます。 一方で、シオノギヘルスケアの方におきましては 一般用の通常ドラッグストアで購入できるような 医薬品の販売を行っている会社でございまして 最近では食品の販売も、通販を通して行なっている会社でございます。 販売品目一覧であげてみたんですけども 皆さんご存知か分かりませんけども あの上の方からセデス、イソジン、パイロンPL、 ポポン、シナール、それと健康食品と 今年度におきましてはリンデロンVsというですね 外用ステロイド剤というのも販売をしているメーカーでございます。 ビジネスコンセプトというところなんですけども 全ての人にやさしく正しくセルフケアを というコンセプトのもと、事業を行っております。 その中身ざっくりとなんですが バリアフリーパッケージの導入を行っていたりですとか エクスポート・ジャパン様の方からご提供頂きました アクセシブルコードによる多言語化の情報提供を行っていたり 最近では、薬の添付文章と言われるものがあります。 説明書きですね。 こちらの方が、小さな文字で今までは記載されていたんですけども それをこうイラスト化をしたりですとか、アイコンを入れたりですとか 分かりやすく改善をはかるっていうような 取り組みを行っております。 こういったところから、どんな人にでも優しくですね。 正しくセルフケアをしていけるような土台をととのえていくっていうことを ビジネスコンセプトにして、今おこなっているところでございます。 あと2枚なんですけど、シオノギグループの取り組みというところで 今回パッケージ変更の内容に関しては、詳細後ほどお伝えするんですけども グループ内にコミュニケーションバリアフリープロジェクト というものがございまして こういった聴覚障害の方に向けたパンフレットを配ったりですとか、 まあいろいろな活動しているところから 今回のパッケージ変更も生まれております。 この塩野義製薬それから 弊社シオノギヘルスケアとしてですね、 あとシオノギファーマ株式会社の生産技術部というところで グループ内で手を取りながらですね 取り組みを行ってきているというところでございます。 簡単ですけども、私からは以上になります。 ありがとうございます。 (北山)ありがとうございます。 はい。それでは次は、エクスポート・ジャパンさん 事業のご紹介お願いいたします。 (福島)エクスポート・ジャパンの会社説明の方させていただきます。 弊社はビジネスを通じて多文化共生社会に貢献する というビジョンをもとに 2000年の創立以来、アメリカやインド、中国や台湾 ブラジル、バングラデシュなどの様々な国籍のメンバーと ウェブ に関する多言語のソリューションを 専門的に行っている企業になります。 現在は、社員のほぼ半数が海外籍を占めるような 多国籍企業となっております。 弊社の大きな事業は四つに分かれておりまして、 一つ目は多言語サイトの制作や、運用を担当させていただいています。 クライアントさんは主に、鉄道会社さんや、JICA さん、 自治体様などとなっております。 二つ目は、訪日在日外国人向けの観光情報サイト Japan Guide というものがあるんですが そちらの国内の総代理店となっております。 国内の広告代理店様や、自治体様などの プロモーションのお手伝いをさせていただいております。 三つ目がライティング事業になります。 現在ですね。国が進める訪日外国人にとって 魅力的な情報を発信するために 観光地や寺社仏閣などの場所にある看板やパンフレット 、 ウェブサイトなどを、 英語のネイティブメッセージで コンテンツライティングを行っています。 弊社では3年前ほどから制作会社として 官公庁やJNTO様からの委託を受けて コンテンツ制作に取り組ませていただいております。 四つ目は、今回のセッションでお話をさせていただきます 印刷物のユニバーサル化事業にあたります。 こちらの方は、アクセシブルコードという名前が付けられております。 弊社のアクセシブルコードについて、簡単にご説明させていただきます 。 こちらのコードは視覚障害をお持ちの方や、 日本語の文字が読めない外国の方々に ご自身のスマートフォンでコードをスキャンしていただくことによって 各言語の音声で情報を取得できるように 規格化したコードとなっております。 大きな特徴としてはコードを読み取ることで 特別な端末は必要とせず、アプリなども必要ではありません。 ご自身がお持ちのスマートフォンで、簡単に読み取れる点と 日本語だけではなく、英語や中国語など、 多言語で対応できる点になっております。 従来スペースの問題で対応できなかったパッケージも コードを設置することで 商品の詳細を幅広い消費者の方へ お届けすることが可能となっております。 そのコードを規格を定めるにあたりまして、弊社の方では 国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構 ちょっと長くなってますが、NEDOというあの団体があるんですけども、 そちらのご支援を受けて 今回のファシリテーションをしいただいてます アイコラボレーション神戸さん、また神戸ライトハウスさまと ご一緒に全国100名の視覚障害者の方々に、実証実験に 参加していただき、データなどを取得しました。 こちらは…。あ、すみません。 こちらが実証実験結果の一部になるんですけども 今回シオノギヘルスケアさまのように、商品パッケージに QR コードをつけた場合の読み取り成功率となっております。 視覚障害の…。あ、すみません。 視覚障害者にとって、ハードルは、QR コードがどこにあるかわからない という点があげられておりまして、 そこで、実証実験では目印がない場合と 目印がある場合のデータをとり、検証の方を行いました。 結果的にはですね。目印があれば、大体96%以上の高い確率で 読み取ることができることが分かっております。 また、当事者が、どういったものに対してコードが 設置すれば助かるかというアンケートを実施しました。 ご覧になっていただければわかるように、日常で必要な 食料品や生活用品が上位を占める結果が出てきました。 このことからもわかるように いかに普段の生活において、当事者の方々が 主体的に情報を取得することが困難であったか ということがわかる結果となりました。 実証実験とアンケートの結果をもとに 弊社では、単にコードを設置するだけでは足りないので、 当事者の方にとって、触ってわかる かざせば、すぐ読める ことが重要だと考えております。 その2点を実現するための仕様の方が、こちらのスライドに 書かれた5つになっております。 一つ目が、二次元コードとして QR コードを使用する点。 二つ目が、大きさが一辺10mm 以上で、余白を入れた印刷幅を16ミリメートルとする。 三つ目が、コードの一辺を29セル 以内とする。 四つ目が、誤認識を防ぐために、 商品バーコードと同じ面の印刷は避ける。 そして最後が、コードの四隅に直径約1 mm の点字の突起を使用する。 もしくは、コードを囲む4辺をデボス加工して、その存在を明示する。 という風に仕様を決めさせていただきました。 今後、弊社では、シオノギヘルスケアさまとのご利用スタートに さまざまな分野で利用が拡大することで、 情報取得弱者を減らすための一助となれるように取り組んでいきたい というふうに考えております。 以上になります。 (北山)福島さん、ありがとうございました。 それでは神戸ライトハウスさん、よろしくお願いいたします。 (和田)神戸ライトハウスです。 あの、シオノギさまとエクスポート・ジャパンさまの後で あの、紹介するのがあまりにも情報量が少なくて 申し訳ないんですけども 神戸ライトハウスでは、視覚障害者の自立支援を通じて ということを行っておりまして 視覚障害者の方が生きがいをもって暮らせるという 社会の実現を目指して活動しております。 次のスライドお願いします。 これが理事長の太田なんですが 元々、理事長の太田が、自分で何でもできたらという 強い思いで、パソコン訓練と、 国家資格を持ってるあんまマッサージの訓練を行う NPO 法人を作りまして 今も健常者と、一般の方も一緒に働いてる リラクゼーションサロンを運営しております。はい。 その次のページお願いします。 みなさんと、今回一緒になってるエクスポート・ジャパンさまと アイコラボレーション神戸さまと一緒に どういったらいいかな…。まあ、作り上げたものが、この今回の このアクセシブルコードになったんですけども そのいきさつは、またのちほど、あの、対談のところで、どういう経緯で これができたかっていうところにも同じことになると思うので そこでお話しできたらな、と思ってます。 あの、うちの理事長と私とのところで 障害を持っているということが、えっと、ネガティブなものでなくて それを生かしたことで自分たちがビジネスとして 繋がっていけるようになればというところで 障害という特性をITでビジネスにっていうのを 一つの柱として今やっている というとでございます。はい。 で、この活動が認められて、令和元年に 兵庫ユニバーサル社会づくり賞というのをいただきました。 今後も頑張っていきたいと思っております。 こんな簡単な説明ですいません。以上です。 (北山)ここで、ファシリテートをさせていただいている元になった イベントについて簡単にご紹介いたします。 私たちの未来をつくるアイデアソンハッカソン2018 世の中を変える商品開発 主催 NPO 法人アイコラボレーション神戸 というイベントをさせていただいております。 趣旨・目的 障害者の暮らしをサポートできる技術が多く出現し、 これまでできなかったことができる時代になりました。 NPO 法人アイコラボレーション神戸が主催する 私たちの未来をつくるアイデアソンハッカソン 世の中を変える商品開発2018視覚障害のある方編では 障害のある方を中心として、企業や技術者が 障害者が何も諦めなくても良い世の中を創ることを目的として 商品開発を行なってくださいました。 1日目アイデアを出し合うアイデアソン 2日目アイデアをもとに試作を作るハッカソンを行い 今回ご登壇いただいた市販薬パッケージチームは ビジネス賞を受賞されました。 写真の左側は、みなさまでアイデアを出し合っているようすです。 写真の右側は、試作を発表していただいてるようすです。 このような形で、実際に塩野義製薬さまから パッケージが流通されて、ここのセッションにいたりました。 それでは、シオノギヘルスケア吉田さん からパッケージのご紹介をお願いいたします。 (吉田)はい。よろしくお願いいたします。 シオノギヘルスケアのパッケージのご紹介をさせていただきます。 今回、ユニバーサルデザインパッケージとして 去年から販売を開始しているものなんですけども まずは、セデスというものから取り組みを開始しております。 こちらのパッケージなんですが、3点ポイントがある というふうに思っておりまして 一つ目はですね。この、前から開くようなパッケージになってる というのが特徴になっております。 このように開きます。通常、みなさん、痛み止めですね、 あの、みなさん買われる際はこのような形で 通常、この裏面から、このように開けるような形が 多いのが一般的です。 これ、あの凹凸もなくてですね どこから開けるかよくわからないっていうような お言葉も、けっこう今までございまして それに比較しますと、こちらの方は、 少しとっかかりがあるというような形状になっておりますので ここから開けるというのが分かりやすいという特徴がございます。 また、なかなか薬の飲み方っていうのが、どこに書いてあるか 字も細かすぎて分からないというような言葉もありまして 開いた時にですね、この中に1日何回まで何錠飲めますよ って言うことを大きく記載してるって言うところも ポイントになっております。 二つ目のポイントなんですけども、 エクスポート・ジャパンさまの方からご紹介いただいて 我々の方にご提供いただいているこのアクセシブルコードですね 凹凸の加工がされていまして ここにコードがあるってのは分かるような仕様になっております。 これを読み取るとですね 日本語で読み上げをしていただけるような機能が付いておりまして 仮に、読み取った方が英語のスマートフォンの設定になっていれば 自動的に英語の表記もしていただけるというような 優れモノになっております。 三点目なんですけれども、デザインの方にも非常にこだわっておりまして このようにピクトグラムをつけて どんな薬かていうのがわかりやすいような仕様にしております。 外国人の方にもわかりやすいように 解熱鎮痛薬であるというところを この英語の表記にしていたりですとか、 様々な工夫を行ってですね えーと、その普段、情報が…どのように入手していいかわからない方にも 平等に同じような情報を与えていくってことを コンセプトにして作っているパッケージでございます。 少し、スライドの方の紹介にうつらせていただきます。 あの、先ほどのポイント三つ示しておりまして 前びらき文字拡大っていうところ QRTコードを導入して読み上げ それから多言語化っていうところの機能が付いているところ 英語・ピクトグラムを使用したデザインになっていますよ っていうところがポイントになっております。 ちょっと、こう長くなってしまうので、 それぞれの細かい紹介は省かせていただきますけども 今回セデスからですね。 このパッケージ変更っていうの行ってきたんですけども アクセシブルコードに関しましては、弊社の各商品の方にも 順次展開をしているところでございまして これも日本全国。それから、アジア圏中心ではあるんですけども 中国の方でも読み取りがされてるような状態でございます。 はい。というわけで、まあちょっと こちら先ほどもお示ししたところなんですけども 「全ての人にやさしく正しくセルフケアを」っていうようなコンセプトのもと こういったパッケージを作らせていただいている っていうところでございます。はい。 ありがとうございます。 ありがとうございました。 はい。では、ここからは対談形式とさせていただきたいと思います。 まずですね。おうかがいしたいのが、このプロジェクトを始めた理由を それぞれおうかがいしたいと思います。 どうしましょう… まずは吉田さんお願いしてもいいですか。 (吉田)はい。 口頭でよろしいでしょうかね。 (北山)あ、資料もあれば、資料も…。 どちらでも大丈夫です。 (吉田)はい。分かりました。 ちょっと、資料のほう出させていただきます。 あの、こちらの方ですね。始めたきっかけとして、シオノギグループ の中にありましたコミュニケーションバリアフリープロジェクト こちらの方が発端になりまして、グループ横断の プロジェクトというところが、できあがっておりました。 そちらにともなって、シオノギヘルスケア、シオノギファーマ それからシオノギ製薬の3グループで 協働で進めてきた取り組みでございます。 弊所、OTC薬品のところにフォーカスをあてるとですね OTC薬品というのは、医者からの処方ではなくて 自分でみずからセルフケアで…、えっと、みずから買って その飲み方なんかを、 自分で取得していかなければならない という状態にあります。 まぁ、こういったセルフケアっていうところに置きましては しっかりとこの情報にアクセスできる状態ってのが重要 というふうに考えておりまして あの、この情報がないと副作用がどのようなことが起きるか ですとか、どれぐらい飲んだらいいのか これを間違えてしまうと大きな副作用にも繋がってしまう というところで、情報ですとか、 その、言葉っていうところの壁が、健康リスクの増大につながる のではないかな、というところを社会課題として、とらえておりました。 まぁ、2019年時点のものなんですけども 今後の世の中の変化の予測というところを立てておりまして 医療財政の方が逼迫(ひっぱく)してくると、まぁ 自己負担増も、どんどん増えてくるというような世の中になってくる と捉えておりました。 お客さんが、セルフでですね。 あの、薬品の情報を得るっていうような時代になってくる のではないかというところを考えていたのと 訪日外国人在日外国人の方っていうのも これからどんどん増えてくるんではないかと コロナ禍の前におきましては考えておりました。 また、高齢化社会がどんどん増えてくると 視覚障害者のかたっていうところも同化をするのではないか といったところで、あの先ほどの情報の壁っていうところの 健康リスクの増大っていうところが 今後、増えてくるのではないかなというところを捉えておりまして こういったパッケージの変更による 情報アクセスといったところ 全ての人に情報アクセスできる状態を 我々のほうからご提供できないかなというところを考えて こういった取り組みにつながったというところでございます。 はい。 (北山)ありがとうございます。言葉の壁が健康リスクとなる というのは「なるほど」と思いました。 ではですね、エクスポート・ジャパンさん、神戸ライトハウスさん、 このプロジェクトを始めた理由。あの、どちらから… (高岡)えと、わたくしのほうから、お話させていただきます。 エクスポート・ジャパンの高岡です。 実は、今回のプロジェクトといいますか アクセシブルコードが生まれた背景なんですけども 実は、弊社の関係会社の方でQRTranslator という QR コードを使った多言語対応の仕組みっていうのを 元々提供させていただいてまして、本来は、実は、 観光の看板とかそういったところを 多言語対応する為に開発された仕組みなんですけれども そこには音声で情報を届ける仕組みっていうのが入っていた っていう風なことからですね。神戸ライトハウスさまの方から、 この音声機能を目が不自由な人にも利用できるんじゃないのか っていう風なことで、 お問い合わせを受けたっていうのが、きっかけになります。 4年半ぐらい…多分、前になると思うんですけれども、 そこでお問い合わせを受けてからですね これは社会的に、名前も含めて何かちょっとそういう 運命的なものを感じたという風なこともあって そこから、実はいろんな形で、先ほど福島の方からも ご説明させていただいたんですけれども NEDOの支援を受けながら、実際に視覚障害がある方の本当のニーズ。 本当の困りごとみたいなことを、もっと深く知ろうということで アイコラボレーションさんと、神戸ライトハウスさまの協力をいただいて 日本全国で、視覚障害のあるかたにご参加をいただいて 実証試験っていいますか、QRコードが実際に、 視覚に障害があるかたに有効なのか、どうなのか…っていうデータ を集めるための試験をさせていただいたっていうことが 一番最初の入口であります。 そこで、やはり、切実なお話だったのが、例えば食品であったりとか 薬であったりとか、口に入れるもの、食べるものですよね。 ここに対して、買って帰った後に、家で置いていた後の 情報が分からない。賞味期限がいつだったかとか もしくは、薬であれば何錠分とか。飲み物であれば、このドリンク 砂糖が入ってるものなのか、それとも、何か…どういう種類のものなのか そういう風なところも、わからない 。 そこに大きな、切実なニーズのようなものがあって それをどうにか解決する方法が無いか ということで QR コードと音声機能を使って、いかに簡単に 情報を届けることができるのかっていうことを いろんな実証試験とか、当事者のかたからのヒアリングを通じて、 お話をさせていただいて 最終的な仕様に結実したのが アクセシブルコードという形になります。 自信は、ある程度…弊社の方でもいいものができた という自信はあったんですけれど 実際に、世の中に広げるためには、 本当にそれを採用していただく企業さん が居ないと、実際の世の中に広がっていかないので… その時に、アイコラボレーションさんの先程ご紹介いただいたイベントで シオノギさんの方と合わせていただくことができて、 そこから…何て言うんですかね。 先ほど吉田さんの方から、ご説明いただいた双方のニーズが合致して 今に至ったっていう風な ここが、今回の全体の流れといいますか… すみません。しゃべりすぎてしまいました(笑) (北山)いえいえ。ありがとうございます。 本当に良いチームだなと思って、嬉しいです。 では、神戸ライトハウス和田さん このプロジェクトを始めた理由、お願いします。 (和田)はい。あの…元々、高岡さまにお話しする前に、視覚障害者の方 っていうのは SP コードというのが、以前からはできておりまして 同じような、 QR コードのような四角い情報なんですけど、 それは文字数が決められてて、なおかつの専用のコードで こう、ピッと読み取って、パソコンで見る…みたいな感じの 非常に限られた情報源しかないのものしかなくて それが、その会社さまが、もう Windows 7を持ってもう終了すると アップデートしないという風なことを言われてしまって この先、じゃあどうやって情報を伝えたらいいんだ っていうところですごく困ってたんですね で…あのいろんなところにSP コードを付けた 何か、印刷物を作ってくれないかという風に 色んな所に、あの、営業に行ったんですけども そういうとこからは、視覚障害者だけのニーズだから そんな限られたニーズのためにつけるとこはないと。 そしたら、やっぱりあの例えばトイレのウォシュレットのように すべてのかたに使えるようなものでなければ、やっぱり 企業って採用しないんじゃないのって、冷たく言われて そしたら、どうして…なんかで音声でつなげれるようなもの ないのかな…っていうのを、北山さんにちょうどご相談したら 「こんなんありますよ」って言って、あの、エクスポート・ジャパンさんを 紹介していただいたんですね。 「おお!」と思って、それで、お問い合わせのところに 「使えませんかね?」って、お問い合わせしたら 30分後ぐらいに、高岡さんから電話かかってきて 「ぜひぜひ」みたいな感じで そこからドドド―って…一気にこの流れまで来て 本当に…、あの、そんなんがあればいいなーって思ってた事が あれよあれよと言うか、いろんな方のご協力とか いろんな思いが上手くマッチングして 本当に、今回こういう実用化まで至ったっていうのが 本当に、あの、理事長も喜んでますし、私達もよかったなぁと思ってて 今、うちの利用者さんで、60代ぐらいの方々が どんどんスマホデビューしようとしてて それが、やっぱり情報量がガラケーでは足りないっていうので、 年配なってても、これからスマホデビューをするって人が どんどん増えてきたので、ようやく皆さんで作ったものが、 本当に視覚障害者の方々の全ての方に利用していただけるように なったんだなと思って、すごく今嬉しい気持ちでおります。 はい。以上です。 (北山)神戸ライトハウスさんの思いが、まずエクスポート・ジャパンさんに 繋がってそこからシオノギ製薬さんに繋がって今日があると。 すごい流れですね。あの、当時、NEDOさんの事業で、全国の視覚障害の ある方の実証実験をしたときって何年でしたっけ…? (高岡)2018と19で。17の途中から、2019の途中までやらせていただいて。 (北山)そうですよね。その時って、けっこう地方…地方っていったら、 言い方あれですけども…。 スマホを持っている方が少なくて苦労したっていうのもありますよね。 (和田)そうです。そうです。 (北山)スマホを持っているかただけに来ていただいてので ちょっと、なかなか集まらない地域が… (和田)ああ。ありましたね。ありました。 (高岡)多分、初回で100名。2回目が50名の方に参加いただいたんですけど その中で、ご自身でスマホを持たれているかたもいらっしゃいましたけど どのくらいかな…多分、1/3のくらいはスマホ始めての方でしたね。 (和田・北山)そうでしたね。 (高岡)スマホ使われたことがなくて、試験の時に初めて使われた というかたが、多分1/3ぐらいいらっしゃるんですけど その方々も、当初はちょっとどうやって使うみたいな感じだったんですけど こういう風にして、こういう風にしたら読み取れるんですよ ほぼ、9割以上の方が全員とれるようになった というのは、すごいんだな…と (北山)はい。QRコード。 はい。そうですよね。 (和田)あの、和田さんの神戸ライトハウスさんで、その時、スマホ持ってるのが お一人とかでしたっけ? そうですね。一人だけでしたね。 ほとんど皆さん、昔ながらのらくらくフォンから手放せれなくて もう、あれが初体験っていう感じで、1番最先端を走ってるはずなのに 一人だけみたいな…。でも、今それからやっぱ増えてきまして 今は、3人いて、で、また新しく1人デビューしようと、 デビューされた人がいて、今度はこの春からもう1人 スマホ教室に通うんだと言ってる方がいらっしゃるので、5名になりました。 (北山)すごい。 すごく上がってきました。 すごいです。はい。 そんな中ですね。あの、まぁ、一生懸命お声がけして スマホ持ってるかた対象に実証させていただいて で、もっとこうしたら良いんじゃないか、ああしたら良いんじゃないか ってものすごい意見出てきましたよね。あの時。 (和田)はい。はい。あの、東京の方々が、割りと、あの、凄くスマホ持ってる 方々の…その、あの、なんていうかレベルが高かったので すごい細かいアドバイスがあったかな、と思いました。 やっぱり、東京はさすが違うなという…あれがありましたけど あと、まあ、あの、逆に地方に行けば行くほど素朴なと言うか、 本当に基本的なところのその要望とかが聞けたので やっぱり基本的なところはここが困ってるんだなっていうのが (高岡)あの当時、スマートフォンにまだQRコードのリーダーって…。今みたいに カメラで勝手に認識してくれる機能って、まだついてなかった んですよね (和田)ああ、そうですね。はい。 (高岡)だから、アプリ入れないといけなかったりっていう (和田)ああ、そうです。そうです。 (高岡)あの、世界的に…やっぱり、一気にQRコードの普及も進んで、 世の中の環境が、全くアプリを使わなくても大丈夫な環境が整った というようなところはあると思いますね。 (北山)はい。いろんな… (高岡)ただ…、あ、ごめんなさい。 (北山)いえいえ。 (高岡)ただ… 視覚障害のあるかたが、通常のアプリだと、 やや視覚障害のあるかたが使いづらそうな感じが、やっぱりあったので 実は、ちょうどNEDOさんとの取り組みの中で、もうちょっと余分なことして いいよじゃないけど、もう少し開発のところにリソース使ってもいいよ という風な…NEDOさんのほうからも許可がおりたので 合わせて、視覚に障害があるかたがもっとも使いやすい QRコードリーダーっていうのも、合わせて、開発を 実はさせていただいたっていう経緯もあります。 (北山)はい。あの、その時、実証実験でいろいろ意見が出て、 それがロマンさんに向かったんですかね? 開発者のロマンさん。 ご苦労された点、教えていただけるでしょうか。 (ロマン)はい、そうですね。まずは、スマホの…目の不自由な方のスマホの 使い方。もちろん、開発する時に…なんの機能を一番最初に開発するか 私自身も目が不自由なかたではないので、どうやってスマートフォンを 使うのか…これを学ばないといけないですね。 で、あとは、アイコラボレーションと、神戸ライトハウスさんのおかげで まぁ、けっこういろいろの視覚障害者?と一緒にしゃべってて 開発の一番最初、何を開発するか、なんの機能をするのか、 えっと一緒にしゃべってて、決めるようになりました。 で、もちろん、高岡さんが言ったのは、えっと、その VoiceOverとTalkBackの使い方も、まずは学ばないといけない (VoiceOverデモ)というものです。 あとは、インテグレーションや、もちろん、その コードのような、コードの中にアクセシビリティ機能を これを確認しないといけないので、これ、ちょっと難しかったんですけれども 最後は、問題なくて、まぁ、開発されました。 まぁ、あとはスマートフォンのブランドによって、たまに 自分のカメラのライブラリが違うので、 えと、全く違う部分を開発しないといけない。 はい。まぁ、これくらいと思います。 (北山)NEDOの実証実験では、わりと…あの、報告だけさせて いただいていて今やっと、いろいろ分かりました。ありがとうございます。 で、NEDOの後に、私たちの未来をつくるアイデアソン・ハッカソン で、今回の試作に至ったわけですけども そこからの流れが、ちょっと、よく分からないんですけども、試作から実用化。 こちらについて、吉田さん、お話していただくこと可能でしょうか? (吉田)はい。えーと、こちらも、ちょっと画面共有させてもらいます。 ユーザー調査をしっかりと行いながら、本当に何にお困りなのかとか そういったところを実証実験をしながら進めてきたっていう所がございます。 えと、細かくかいているので、それぞれは長くは説明しないんですけども 男女8名の方ですね。視覚障害者の方の使用実態を把握するための インタビュー調査っていうを行っております。 表示確認とかで、こう…反射で文字が見えないですとか 用法容量ってどこに書いてあるのかよく分からないとか あの、1回分がわからないから適当に飲もうっていうような かたもいらっしゃったりとか、あの、冒頭もうし上げたんですけど あの、開封口がわからないって結構多くのかたがいらっしゃっていて で、これ、実は一般の方もこういう風におっしゃる方がいるんですね。 本当に、こう…突起も何もないところに開け口があるので あの、非常に使いにくいんだなっていうのがわかったりとか そういうような、まずはヒアリングから始まったっていうところにあります。 で、一方で視覚障害者の方だけではなくてですね 在日外国人の形にもインタビューをしておりまして あの、何のために飲む薬かわからないですとか 説明書きが正直ちょっと分かりにくい 痛み止めってどこに置いてあるのっていうのがよく分からないとか そういうヒアリングっていうところから、いろいろな気づきを得てですね こういういったパッケージにしていくってところに取り掛かった ところでございます。 ざっくり言うと、市販薬に不便を感じるところっていうところが、 用法用量に関する情報の文字サイズとか、容器関連… さっきの開けにくいとかですかね そういったところが多いというような結果がありました。 やっぱり、視覚障害者のかた、商品購買までにお時間がかかると 店員の方に案内してもらえないといけないですとか そもそもその商品の情報がよくわからないとか そういうような声がありまして そういったところで、このパッケージの変更っていうところが 視覚障害者の方に商品購買までの時間を短縮してあげる それから情報が、こう…分かりやすくなるっていうところでは あの、一つ解決の方向になるのかな、というふうに考えています。 で、外国人の方ですね。どれが良いかわからない。字が読めない。 外国語を話せるスタッフがいないっていうことに対しても QR トランスレーター。これ読み込んでいただければ、あの英語ですとか 中国語・韓国語まあその他の言語にも翻訳していただける というところになるので、商品の選択にも役立つ 使い方も分かりやすいというところになるかと思います。 ですので、こういったですね、調査をしっかりとですね、行ってきた っていうところが一つ、開発までの流れとして苦労としてあったところです ちょっと、もう1点だけお伝えしたいんですけども、前開きの パッケージって簡単に作れるようで、作れないんですよね。なかなか。 こういう、あの…普段よく見るようなパッケージっていうのは この箱を、医薬品を製造してる製造所さんの方で型が決まっていて これをすっと流して、この箱の中に薬を入れていく。 そのシステムが整ってるんですけど、こういうパッケージ変更って なかなか珍しいので、この製造をしていくっていうところは いろんな…本当に、実験をしないとできなかったというか 完成しなかったというもので、なので、これ3年ぐらいかけて あの、パッケージのこの製造ができるかどうかですか あの、もちろんデザインっていうところも非常に大切なので 今までこのセデスってのは別のデザインだったんですけども あの、ピクトグラムを入れるっていうところで、 大幅にデザインを変えてきました。 そういった3年間で、いろんな方々に支えられながら、協力しながら 出来上がったっていうことは本当に嬉しいことでもありますし えと、なんていうんでしょうか…。大変だったところですもります。 なので多くの人に届いてほしいな、と… (高岡)すごい、その…。パッケージの実際に購入されるかた、 特に健常者の方々は、何気なく購入されるんですけども 本当に…なんていうか、ノウハウの蓄積みたいなところがあるわけ なんですよね。はい。 (吉田)なので、これ、一般のかたも含めて、こういうパッケージが、 うちの商品だけじゃなくて、他のメーカーさんとかも 使われて行って、 こういうQRTコードも普及していけばいいなと思いますし まぁ、やっぱり、本当にこう…多様化の社会になってくると っていうようなふうになっていくと、すごい良い 世の中になっていくんじゃないかなっていう風に思います。はい。 (高岡)ぼくも、シオノギさんの方からお話を聞くまで、例えば目が 届かなかった視点というのが、まだ他にもありまして えーと。実はアクセシブルコードで実際に視覚障害があるかたが 触ってコードの場所がどうやったら分かるかっていう風なところは 例えばシールであっても、それからこういう盛り上がりであっても 今回のようなデボス加工であっても、障害者のかたの認知はそこまで 大きく違わなかったんです。ただ、実はなんですが、盛り上がりの加工 とかをしてしまうと、商品の流通の時にパッケージが破損してしまったりとか あと、擦れて、それが返品の対象になってしまったりとか そういうところがあるので、このデボス加工であれば 商品を積み上げた時とか、並べた時も、なんていうんですか…。 (吉田)へこまないですね。(高岡)へこんだりそういうことがおこらない そういう部分の…なんていうですか、ビジネスの視点っていうのも重要だなぁ っていうそういう部分の、なんていうですか、ビジネスの視点っていうのも重要 だなぁっていうのを、改めて気づかせていただいたっていうのがありますね。 (北山)ありがとうございます。あの、実際に店舗でパッケージ見た時 すごい嬉しかったです。 で、あれですよね、和田さん。視覚障害のあるかたって 薬局では1回分の必要な分量っていうのをパッケージに入れてくれて まとめてくれて渡してくれるんですよね? (和田)えーと。それはあの…本人が、必要な一日に飲むやつを… お年寄りの方もよくされていると思うんですけども 朝・昼・夜でひとまとめに…えと、分包化っていって 分包化してもらうってことをやっているんですけども それは…それにQRコードをつけるのは なかなかむずかしいとは思うんですけども たしかに…。はい(笑) (北山)なので、問題は薬局よりも、パッケージ… 市販のものが用量が分からないということが 今回その壁をシオノギヘルスケアさん、シオノギ製薬さんが 破ってくれたということで、これが普及すればいいなって 本当に思いますよね。 (和田)はい。そうですね。 (北山)はい。ありがとうございます。 だいたいお時間になってきたんですけども 一応、あの、1.このプロジェクトを始めた理由。 2.アイデアから試作までの流れ。 3.試作から実用化の流れ。 4.それぞれ大変だったこと、をうかがってこれたかと思うんですけども 今までのこの4つの中で言えてないことがあるっというかた 言っていただけるでしょうか? だ、大丈夫ですか? (高岡)あ、そうですね。通じて…というか今回のこと通じて 一番大きかった学びみたいなものは あの、当事者の声をきくということですね。 あの、先程シオノギさまも開発の課程で、いろいろヒアリングをされてて 弊社の方も一緒にやらせていただいた実証試験 NEDOさんと一緒に、アイコラボレーションさんと 神戸ライトハウスさんとご一緒にやらせていただいた実証試験で 当事者のかたの声を聞かないと 僕ら自身の思い込みの中で、だいぶ、実は違っていたことが けっこう沢山あったんですよね。 あの…どういうものが必要なのかっていうこともそうですし、 それから、実際にQRコードを読み取られる時に どういうケースで困難が生じるのかとか、失敗するのかとか えーと、そういったことも。あと、日常の不便… 結構、視点として、もう一つ気が付いてなかったところは あんまり…人前で、みなさん、めだつことをやるのが嫌だから あの、あまりこう…なんですかね。たとえばQRコードとかを 読み取る時でも、すごくこうおおげさにというか、めだたないで さりげなく読み取りたいみたいな、そういう風なニーズもあったり して…。そういう風なところも、ヒアリングをして始めて分かった という所は大きかったかな、と思いますね。 (和田)あの、すみません。あ、すみません。 あの、実証実験で…こちらの、回った中で思ったのは その、セデスが出来上がったあとも、実際これが視覚障害者のかたに 使い良いかどうかっていうのを、また、何か所か事業所さんにお願いして 触っていただいて、感想いただいたんですけど、その中で やっぱり言われたのは、自分達の声が、ちゃんと形になる っていうことに、ものすごく喜びを持ってもらえてて で、それが、やっぱり、これでぼくたちの意見が それが形になるなら、もっと参加したい。もっとやっていきたいっていう その、自分達がこれで…まぁ言えば、社会の役に立てるっていう ことを言って…、すごく喜んでおられたのが、すごく印象的で 商品開発に当事者の声を、いかに反映させられる… そういう機会があることは、本当に良いことだな と思ったんですね。えー。他にも うち、視覚障害者のかたのための、 そういう専用のものを購入する時にお手伝いとかするんですけど、 例えば、視覚障害者用の時計ですとかって開発されたものを それを買ってみたら、めちゃくちゃ重たくって 「こんなん持ってるだけで、腕つかれるし」みたいなやつが これが障害者にとって良いですって っていって出来上がっても、結局ニーズに合わないんですね。 「重たいから、こんなん嫌や」とか。 やっぱり、かっこわるいから嫌、持ちたくないとかなってしまって ニーズ…本来、当事者とのニーズにマッチしないものが出来上がってたり っていうのがあったのが、やっぱり、こちらからすると、 なんで、もっと一言、まず最初に、出来上がる前に 聞いてくれよっていうところがあったので、今回、こういうきっかけで、 セデス…シオノギさまがすごく綿密に、そのリサーチされた結果の あの、商品パッケージができたことは、本当にこう… プラス私たちの意見が反映できたっていうことが すごく、あの、良かった、あの、しあわせというか、 良いことだったなと思っております。はい。はい。すみません。 (北山)吉田さん、いかがですか? (吉田)あの、今回、本当にここにおられるかたとともに、あと、 今、出てきた調査とかいうとこに関しては、えー シオノギグループ、あの、シオノギ製薬、シオノギファーマ、 シオノギヘルスケアというところと協働してやってきたところもあるんですけども 実際には、印刷会社のトッパン印刷さま、それからミライロさま といったところも含めて、本当にけっこう大がかりな いろんなかたが関連して、調査を行ってきたというところで、本当に すごく大きな…多くの人の想いがつまった調査にもなってますし モノとして出来上がってるな、というのは本当に、今日あらためて 思ったな、と思っている次第でございます。はい。 (北山)はい。ありがとうございます。 最後に、視聴者の皆さんへ一言お願いします。 (吉田)はい。ごめんなさい。我々のほうでは、医薬品を作るっていう メーカーになってくるんですけど、やっぱり 今、和田さんのほうがおっしゃった、いろいろな人の声を聞いて その人の声に合う商品づくりっていうのを、どんどんしていきたいな って思って、そういった気づきが、すごくありましたので、 もうこれセデスだけではなく、他の商品にもどんどん発展をしていってですね あの、より、弊所が出す商品というのが使いやすく消費者のかたに 渡っていければいいな、と思いました。ありがとうございます。 (北山)ありがとうございます。 そしたら、エクスポート・ジャパン高岡さん、お願いします。 (高岡)はい。途中で言いたいこと言ってしまったので、あの ないんですけれども、 あの、本当に、いろんな機会を作っていただいて すごくありがたかったな、と思ってます。 今後もやはり…。日本だけではなくって、シオノギさん自身も これから多分、あの、海外でも製品を販売されると思いますんで 世界中の標準的なものとして、アクセシブルコードがどんどん広がって いけばいいなというふうに思っています。 世界全体でもユニバーサルデザインになるんではないかと、 ユニバーサルデザインパッケージになるんではないかと思っています。 (北山)はい。期待したいです。ありがとうございます。 では、福島さん、お願いいたします。 (福島)今日はありがとうございました。 2017年から皆さんとご協力してこのような形で、あの、 マーケットに出たことが、もう本当に喜ばしいことだなと思ってます。 今回は、シオノギヘルスケアさんの方で採用がされましたけども やっぱり、あの、いろいろな業界で、あの、採用されることが あの、今後、あの、やっていかなければ… うちがやっていかなければいけないことだと思っているので ぜひ、他の業界の方のところでも使用されるように 努力していきたいと思ってます。 ありがとうございました。 (北山)ありがとうございます。 では、ロマンさん、お願いいたします。 (ロマン)はい。まぁ、とりあえず私は、すごくポジティブなインパクトの プロジェクトに参加させていただいて、まことに嬉しいと感謝してます。 で、私、高岡さんとちょっと違うように、全部言ってしまえませんでしたので えと、まぁ開発されたアプリVIPコードリーダーご利用なのは 今、世界でまぁ、ほとんど毎日600人くらい、えと、やっていまして 日本は五分の一くらい…160人くらいAPIアプリを開けています。 これはまぁ、androidのみの数なんだけど、iOSはまた別なんですが、はい。 で、えー、今日もありがとうございました。 (北山)本当に世界で使われているんですね。ありがとうございました。 はい。では、和田さん、お願いします。 (和田)えーっと、そうですね。 あの、このようないろんな人の想いが一つになれるようなことが これからもできるように、神戸ライトハウスでも、 いろんな方の、障害の方達が、ご自身で使いたいもの やりたいものを、商品というか、企業のかた達と一緒に作っていけるような あの、そういうことを、これからもやっていきたいと思っているので、 はい、あの、実証実験お待ちしております(笑) ありがとうございます。 (北山)はい。それでは、これで、このセッション終わらせていただきます。 みなさま、ありがとうございました。 (全員)ありがとうございました。